[ ロングウォレットの作り方 ]
ヌメ革の床面を磨く
革の床面(裏側)はザラザラしているので見た目や手触りがよくありません。
床面の見えるパーツはトコノールを塗布し、ヘラなどを使って磨きます。耐久性も上がるのでおすすめします。
(型紙パーツB、C、D、E、F、Hが対象)
※床面は基本的に革の裁断前に磨きます。
動画ではカットしてから磨いていますが、トコノールが銀面に付着して汚れやすくなり、あまりおすすめはしません。革を必要なサイズに荒裁ちして、床面を磨いてから裁断するとキレイに仕上がります。
革のケガキと裁断
印刷した型紙を工作用の厚紙などに張り付け、正確に切り抜きましょう。
↓下記リンク参照
型紙を作ったら、丸キリなどを使って革に型紙を写します。
この時あまり力を入れず、軽く筋をつける様にしましょう。あまり力を入れすぎると線が乱れたり、革に余分なダメージを与えてしまいます。
型紙を写したらカッターを使って一つ一つのパーツを丁寧に裁断します。
直線的な部品は定規を当ててカッターで切ると真っ直ぐにカットできます。
各パーツを漉く
コインポケットのパーツは、そのまま使うと革の厚みによって段差ができてしまいます。
そこで段差ができないように角を漉くことで作品の完成度を高めましょう。
(型紙パーツCに記載している部分)
革を漉くには?
革を漉く場合は良く切れるナイフが必要です。写真では革包丁を使っていますが新品のカッターやオルファ(OLFA) 別たちを革砥で砥いだものでも可
ガラス板を下敷きに
カッティングマットの上で漉くと、マットをえぐってしまいます。クラフト用のガラス板を敷き、ナイフエッジを滑らせて斜めに切り取ると作業しやすいです。
漉く部分は下記の図のように端が半分以下の厚さになるように漉きます。
今回は漉いた部分が隠れるのでヘリの端を0mmまで漉いてしまっても問題ありません。
コバを磨く
カードポケットのパーツなどは組み立ててからコバ処理が面倒なので先に磨いておきましょう。
(型紙パーツBのファスナー部、C、D、E、F、G、Hが対象)
まずはヘリ落としを使ってコバの角を丸く処理します。
コバにトコノールを塗布します。
銀面にトコノールが付着しないように注意しながら塗り伸ばしていきます。
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