革に型紙をに写す道具の紹介と、きれいに型紙を写す方法を説明します。
必要なもの
- 型紙(市販の型紙集)や自作した物
- 工作用紙
- 革(最初は、はぎれのセットがお勧め)
- 丸錐(まるぎり)
- カッターマット
型紙をコピーする
市販の型紙や自作の型紙は、印刷・コピーして厚紙に貼り付けます。
紙のままではペラペラで型紙通りの線を引くことができません。
厚紙は工作用紙やお菓子の箱などでも可。厚紙に張り付けたら裁断線を丁寧に切り取ります。
パンチ穴はカットしません。カットしてしまうと中心線が分からなくなってしまいます。
型紙を革に写す
型紙を写すには丸キリのような先の細い道具を使うか、銀ペンを使います。
銀ペンは銀色のインクが出るボールペンです。ペン先が太いので革を傷つけることなく線が引け、消しゴムでこすると線を消すこともできます。(ただし、タンローやナチュラル色のヌメ革は、インクが染み込み、消えないことがあるので必ず試してから使用してください。)
型紙が動かないようにしっかり押さえ、丸キリで革の表面に跡をつけていきます。
革を傷つけることになりますが、線の上を裁断すれば後は残りません。見やすいように、しっかりと線をつけましょう。
パンチ穴は中心に丸キリを立て、跡をつけます。
銀ペンと丸キリの比較
銀ペンと丸キリでつけた線を比較してみました。
右が銀ペンで左が丸キリでつけた線です。ご覧の通り、丸キリでつけた線は非常にシャープな線が引けます。
一方、銀ペンは先が太いので、線幅は1mmほどあります。
銀ペンは線が見やすいのですが、精密な切断には不向きといえます。
さらに、銀ペンは先が丸いので型紙と線との間に隙間ができ易いというデメリットもあります。
一方、丸キリは型紙通りの線が引けるのでより正確に型紙を写しとることができます。
以上の理由から、私は銀ペンを持っていますが、型紙を写す場合、ほとんど丸キリしか使っていません。
※ただし、合わせ面の位置を書いたりする場合は銀ペンを使う場合もあります。
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