初心者向けレザークラフト入門講座

仕切り付き名刺入れの作り方

2017/07/25

仕切り付き名刺入れの作り方

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仕切り付きの名刺入れを作ってみました。

複数の肩書の名刺を持っていたり、相手から頂いた名刺などを収納する仕切り付きの名刺入れを作ってみました。
ベーシックな黒のレザーを使用し、どんなビジネスシーンにも対応できるデザインです。

内側にも革を貼り、高級感を出しています。
今回制作したものは黒で統一していますが、内張りは茶色や黄土色の革を使っても良さそうですね。
”かぶせ”にも1,2枚の名刺が入るポケットがついています。

前回作った名刺入れの革を内張りに使うと面白いものができそうです。

「名刺入れ」の作り方を紹介します。 名刺が20枚以上入るメインポケット一つと、”かぶせ”には1~2枚程度収納できるサブポケット付きです。 型紙の販売について 名刺入れの原

名刺を入れるとこんな感じになります。
写真は全部で27枚の名刺を入れていますが、マチを広げればもっと入りそうですね。

必要なもの以外全て削り落とし、なんの飾り気もありませんが、革の床面が見えないようデザインしました。

サイズは、縦75mm × 横110mm × 厚み15mmです。

型紙の販売について

名刺入れの原寸大型紙は税込み450円にて販売中です。
ご興味のある方はご注文お待ちしています。
↓↓↓
DLmarketで購入

[材料]

使用する材料は一例です。お好みの色やレザーを自由に選んでください。

レザークラフト用のヌメ革
0.8mm~1mm厚の革が丁度よいです。
色はお好みで。

ビニモ5番 (黒)
レザークラフトの糸はビニモの5番がベストです。
協進エル ビニモ5番 (ダブルロー付糸) 約90m 黒 1153129-03 53129-03

[作り方]

型紙を写す&裁断

コピー用紙に印刷した型紙データを厚紙に貼って、レザークラフトで使う型紙を作ります。

レザークラフト入門講座ではコインケースのような小物を中心に様々な型紙データを配布しています。 配布している型紙データはPDF形式なので、そのままA4コピー用紙に印刷す
型紙を作ったら目打ちなどを利用して革に写し取ります。

下の写真のように荒裁ちしてから正確にカットすると効率的です。

DパーツとEパーツは、荒裁ちしたらゴムのりを使って貼り合わせます。
(仕切りの部分になります。)
ゴムのりは接着する両面に薄く塗布し、完全に乾いてから圧着して使います。
接着したらBパーツのケガキ線に沿って正確にカットします。

残りのパーツは定規を使って正確にカットしていきます。

コバ処理

DパーツとEパーツを正確に裁断したら、型紙に記載している箇所のコバを処理します。

しっとりとした艶と光沢のあるコバの磨き方について、ヌメ革を使って詳しく説明します。 基本を身につければ、写真のような光沢も可能。 コバが丁寧に仕上げられた作品は見栄えがとて

パーツの接着

パーツAとパーツFの床面(裏側)に型紙に記載されている「中心線」、「折り曲げ線」を転写します。
下の写真のようにフリーハンドで楕円を描いた部分は接着剤を塗布しません。
これは革に動きを持たせるため、あえて接着しない技法の一つです。(範囲は大凡で問題ありません。)

床面に記載した中心線を基準にしてパーツAとパーツFパーツを貼り合わせます。
まず、中央部から貼り合わせてください。

次に、左右の部分を折り曲げながら貼り付けます。
写真向かって右側のポケット部分は鋭角に折り曲げ、左の”かぶせ”部分は開閉しやすいようにやや鈍角に折り曲げます。

パーツAとパーツFを接着したら、はみ出したパーツFの部分を切り取ります。

型紙Aパーツに記載されている「コバ処理」箇所を処理します。

”かぶせ”にポケット(Bパーツ)をゴムのりを使って貼り付けます。
ゴムのりを塗布する部分を、カッターの刃を使って面を荒らしましょう。
こうすることでゴムのりが強く接着します。

Bパーツを”かぶせ”のコバに合わせて貼り付けます。

Aパーツ型紙に記載している「Cパーツ貼り付け位置」に銀ペンで革に印を付け、Cパーツをゴムのりで接着します。
このとき、Cパーツはマチになる部分なので全面を接着しません。
縫い代の部分(コバから2mmの範囲)を接着すれば十分です。

Cパーツを取り付けたら、外周部分をコバ処理します。

縫い代のラインを引く

レザークラフトの手縫いの場合、革が固くて直接針を通すことができません。 そこで、あらかじめ縫い穴をあけるのですが、綺麗で直線な穴をあけるためのガイドラインを引いてそのラインに沿っ
縫い穴のラインを引きます。
ステッチンググルーバーを使ってコバから3mmの位置にラインを引きました。
SEIWA マルチステッチンググルーバー

ステッチンググルーバーは、基本的に使用する菱目打ちのピッチ間隔とします。
今回、ピッチ間隔が3mmの菱目打ちを使うので、3mmに合わせます。
ガイドとチップの間隔を3mmに調整する

革にガイドラインを引くときは、ガイドをコバにあてがうことで、コバと平行なラインが引けます。
コバにガイドを宛がい、コバと平行なラインをつける

 

ライン引きは、間違うと銀面に傷をつけてしまうことになります。
慎重に作業しましょう。

縫い穴を空けて縫い合わせる

ラインを引いたら菱目打ちを使って縫い穴を空けます。

レザークラフトの縫い穴のあけ方について紹介します。 革は厚くて硬いので針が通りません。そこで、あらかじめ革に縫い穴をあけてから糸を通します。 穴をあける道具は「菱目打ち」と呼ば

縫い穴を空けたら糸で縫っていきます。

縫い穴をあけた革を綺麗に縫い合わせる、”手縫い”はレザークラフトの醍醐味の一つ! レザークラフトでは、糸の縫い目が作品の一部であり、作品の出来に大きく影響するといっても過言ではあ
糸の長さは縫い合わせる距離のおおよそ4倍の長さを用意します。今回はできるだけオーソドックスに仕上げたかったので黒の糸を使いました。

縫い始めはポケットのコバから縫っていきましょう。
このようにコバに糸を1~2回ほど巻きつけると丈夫に仕上がります。

仕切りの取り付け

外周を縫い終えたら仕切りを取り付けます。
まず、Cパーツを外側にめくり、床面にゴムのりを接着します。(コバから2mmほどの範囲)

Cパーツに仕切りを取り付けます。(仕切りはD、Eパーツを貼り合わせたもの)
一度に全部貼り合わせず、左右片方ずつ組み立てていくのがコツです。

仕切りを上下のCパーツで挟み込むように接着しましょう。

菱目打ちでコバから3mmの位置に縫い穴を空け、縫い合わせます。

もう一方のマチを貼り合わせるときは、仕切りを矢印の方向に引き出して同じように接着してから縫い合わせます。

仕切り部分をコバ処理し、コバ全体をもう一度磨いて完成です。

完成しました

ヌメ革を両面貼りしているので結構重厚な作り。
手に持つとしっかりとした手応えがあります。


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