内張りの接着
A4サイズ、1mmの革を使って内張り(パーツI)を作ります。
内張りは工程が少し面倒ですが、完成した時に床面(革の裏側)が隠れるので見た目が良いだけでなく、耐久性も上がります。
まず、本体パーツAの型紙を使って1mm厚の床面におおよその目安を書き込みます。
※見本では分かりやすく銀ペンを使っていますが、完成した時、コバ口から銀ペンのインクが黒く浮き出てしまいました。非常に見た目が悪いので、ペンを使うのはNGとします。
目安程度の印でOKなので丸キリなどを使って跡をつける程度にしましょう。
パーツA・パーツIにゴムのりを塗布します。
この時、財布の中央部は財布を折り曲げたときに動きを持たせるため接着しません。
型紙には未接着範囲が記載されていますので参考にしてください。
本体パーツAと内張パーツIを接着します。
まずは片側だけを圧着。この時、反対側にコピー用紙などを挟むと不要な接着を避けられます。(詳しくはメイキング映像参照)
コピー用紙を取り除き、120°程度の角度で折り曲げながら残りの部分を接着します。
接着したら本体パーツに合わせてはみ出している部分を切り揃えましょう。
コンチョとジャンパーホックの取り付け
使用するコンチョはねじ式のものを使いました。
市販のジャンパーホックと共にネジ止めでき、とても扱いやすいコンチョです。
コンチョの取り付け部にパンチで穴を開けます。
下のようなパンチセットを一つ用意しておくと様々なサイズに対応できるので便利です。
取替式パンチセット
裏側からジャンパーホックのメス側をねじ止めすればOK
(コンチョに付属していたネジは頭が高く、ホックが閉じないことが判明したのでホームセンターで低頭ネジを購入して対応しました。)
ジャンパーホックのオス側の穴位置は型紙に記載されているのですが、実際に本体パーツを閉じてみて確認してください。
使用する革の硬さ・厚みの微妙な差異によって最適な位置が多少ズレることがあります。
位置を確認したらポンチで穴を開け、オス側のジャンパーホックを取り付けます。
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