札入れの作製
札入れはパーツHを縫い合わせるだけの単純なアコーディオン型ですが、いきなり接着して縫い付けてしまうと製作が困難になります。
まず、2つのパーツHに、床面へ極少量のゴムのりを塗布して貼り合わせます。
※簡単に剥がれる程度に接着してください。
※事前に型紙記載の”穴あけ位置”には菱目打ちで縫い穴を空けておく
この状態でコバから3mmの幅でガイドラインを引き、コの字状に菱目打ちで縫い穴を空けます。
※コバ処理した札入れ口は縫い穴を空けない
穴を開けたらペリッと剥がす
穴位置の揃った2つのパーツが出来上がります。
説明の都合上、αパーツとβパーツと呼ぶことにします。
コインポケットの作製
コインポケットにαパーツを縫い付けます。
型紙に記載してある”穴あけ位置”と、”角の面取り部”を合わせながら縫い付けます。
(銀面同士を向い合せる形にする)
コインポケット(パーツB)の床面にゴムのりを塗布します。
コバから3~5mmの範囲で、外周全体に塗布しましょう。
コインポケットの外周を縫い合わせます。
通常通りガイドラインを引いて菱目打ちで穴を開けるのですが、縫い付けたαパーツが干渉します。
そこで、αパーツとコインポケットの間にゴム板を差し込んで穴を開けていきます。
菱目打ちで穴を開けるとき、カードポケットのコバを切らないように調整しながら穴を開けましょう。
コインポケットを縫うときは、下の写真のように肩口に糸を2回巻き付けてから縫い進めます。(縫い終わりも同様)
縫い終えたコインポケットをコバ処理します。
(縫い付けたαパーツは処理しない)
縫い穴を開けたβパーツと札入れパーツHを縫い付けます。
(こちらもαパーツとコインポケットを縫い付けた時と同様、銀面同士を向い合せ、”穴開け位置”を合わせて縫います。)
コメントを残す