コバの処理
全て縫い終えたらコバをやすり掛けしながらコバを滑らかにしていきます。
やすり掛けは一回で滑らかになることはありません。
やすり掛け→トコノールで磨く→やすり掛け、という工程を繰り返し、徐々に滑らかにしていきます。
上級テクニックとして豆カンナを使ってコバを処理すると素早く作業できます。
ただし、鉋の調整が必要ですし、慣れないと難しいのでよく練習してから試してみましょう。
コバの仕上げ
ただ、ヌメ革を多数貼り合わせているのでコバが層になってしまいました。
この原因はゴムのりが多すぎた事。銀面を荒らしすぎた事。銀ペンを使ってしまった事が大きな原因です。
気に入らないのでコバを着色して誤魔化すことにしました。
コバの染色
ヌメ革のコバ染色は失敗するとシミになってしまい、とても残念な仕上がりになるので注意しましょう。
使用する染料はクラフト染料を使いました。いろいろな染料を試したのですが、こちらが一番扱いやすいです。
色は茶色が良いでしょう。(手元になかったので金茶とコードバンを混ぜて作りました。)
染料は原液のまま使うとシミになって失敗します。
からなず10倍以上に希釈し、重ね→磨きを繰り返して色を付けていきます。
専用の薄め液が売られていますが、燃料用アルコールが一番安価で手に入りやすい薄め液です。
(燃料用アルコールは毒性のあるメタノールが含まれているので換気と火気には気を付けましょう。)
一度目はこれ位薄く塗ります。乾燥するともっと色が薄くなります
塗っては磨き、塗っては磨きを4~5回繰り返すとしっかりした色合いになります。
ただ、イメージより黒くなりすぎました。やはりコードバン色が強かったようです。
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