レザークラフト入門講座

革の捺印マット付き印鑑入れを作ってみました

2017/06/24

革の捺印マット付き印鑑入れを作ってみました

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革の捺印マットの製作手順

印鑑マットは1mmほどの茶系の革を使いました。
電卓ケーススマホケースを作った時の革です。

シボの付いた比較的柔らかい革ですが、捺印マットに使用する部分はシボの薄い所を選んで使いました。(手持ちは、この革しかなかったので…)
普通はタンニンなめしのサドルレザーが最適だと思います。

型絞りするので水につけます。
型絞りは革砥ホルダーの作り方で詳しく説明しているので割愛します。

予め作っておいた木型を使って形を整えていきます。

エッジはヘラを使って整形します。
革は強くこすると色が濃くなります。下の写真を見ると分かりますが、外周部にヘラの筋が付いています。ですから、通常は色が変わらないように優しく整形します。
今回はエッジを強く出し、あえて周りの色を濃くしたかったので強くこすってみました。

心材は革のハギレを適当に貼り合わせ、厚さが2mmになるように調整しました。
厚紙やホームセンターで手に入るプラ板などでも代用できます。

↓革を漉いたときにできる床面です。(銀面がない革)

接着剤を塗布して溝に貼り合わせます。

革を貼り合わせて芯材を目隠しします。

木の印鑑ケースに合わせて不要な部分をカットします。

革の外周部を縫い合わせます。
始めに縫い穴のガイドラインを引きます。
詳しくは「革にガイドラインを引く方法とコツ」を参照してください。

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レザークラフトの縫い穴のあけ方について紹介します。 革は厚くて硬いので針が通りません。そこで、あらかじめ革に縫い穴をあけてから糸を通します。 穴をあける道具は「菱目打ち」と呼ば

茶色の縫い糸を選択しました。
使い込むと革の色が濃くなり、さらに相性が良くなる組み合わせです。

縫い穴をあけた革を綺麗に縫い合わせる、”手縫い”はレザークラフトの醍醐味の一つ! レザークラフトでは、糸の縫い目が作品の一部であり、作品の出来に大きく影響するといっても過言ではあ

最後にヘリを落としてコバ処理すれば完成です。

しっとりとした艶と光沢のあるコバの磨き方について、ヌメ革を使って詳しく説明します。 基本を身につければ、写真のような光沢も可能。 コバが丁寧に仕上げられた作品は見栄えがとて


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