[ デブペンケースの作り方 ]
革のケガキと裁断
丸キリを使って型紙を転写します。
細長いパーツは、型紙をしっかり押さえ、ズレないように注意しましょう。
型紙を写したらカッターを使って一つ一つのパーツを丁寧に裁断します。
今回の型紙は直線的な部品が多いので定規をガイドにすると真っ直ぐにカットできます。
漉き加工
ファスナー部(Cパーツ)を段漉きすると後々の整形が楽になります。
半分くらいの厚さになるように漉きます。
段漉き方法はいろいろありますが、下記の順序のとおり行うのがセオリーのようです。
(メイキング映像の0:50~で段漉きをしているので参考にしてください。)
1.革包丁を横方向に動かして革に切り込みを入れる
2.切り込みに包丁の刃を入れ、矢印の方向に押して革を漉きます。
3.段漉きができる
型紙には段漉き範囲の目安が分かる型紙を同封しました。
写真のように内径に合わせて重ね、銀ペンやボールペンなどで転写して使います。
縫い穴をあける
ファスナー部のコバから3mmほど間隔を空け、ガイドラインを引きます。
この縫い目はとても目立つ部分です。
穴はできるだけまっすぐに、均一に開けると完成度が高まりますよ。
コバ処理
ファスナー部分のコバを処理します。
通常どおりのコバ処理(ヘリを落として磨く)でも良いのですが、ロウを塗って捻を引くことにしました。
ロウで捻を引くと、コバ処理の手間が省けますし、捻引き特有のラインがアクセントになります。さらに耐久性も向上するので良いこと尽くしです。
まず、熱した捻にロウを含ませ、コバに塗布していきます。この時、ロウを付けすぎると銀面にシミができてしまいます。少量づつ、様子を見ながら塗布しましょう。
目立たない床面側からロウを塗ると失敗が少ないです。
捻についたロウをよく落としてから、コバに捻を引きます。
まずは床面側から捻を引き、先ほど塗布したロウを革にしみこませます。
(”焦げない程度に”熱めに捻を加熱すると良い)
前は paypalが利用できましたが、今は出来ないのでしょうか?