レザークラフト入門講座

ヌメ革で作るシンプルな二つ折り財布

2017/09/24

ヌメ革で作るシンプルな二つ折り財布

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カード入れの製作

カード入れのパーツは、組み立てる前にコバ(写真赤線部)を磨きます。
また、スキルに応じて紫の部分(ヘリから1cmほどの範囲)を斜めに漉いて薄くすると段差がなくなり見た目が良くなります。

コバはヘリ落としで角を丸くし、トコノールを使って磨きます。

しっとりとした艶と光沢のあるコバの磨き方について、ヌメ革を使って詳しく説明します。 基本を身につければ、写真のような光沢も可能。 コバが丁寧に仕上げられた作品は見栄えがとて

捻を引くと完成度が上がります。

前回「ヌメ革コインケース」で実践した、ねじ捻を用いた”なんちゃって捻”が意外と良い感じだったので本物の玉捻が欲しくなり買ってしまいました。 https://leather

斜めに漉くときはガラス板を敷き、革包丁または革砥で磨いた立ちナイフが使いやすいです。

突然ですが、革砥(かわと)ってご存知でしょうか? 何のことかわからないという方のために簡単に説明すると、研磨剤を擦り込んだ革のことで、板などに張り付けた状態で使用します。

斜めに漉くときは、↓の図ように出来るだけ0mmになるように漉きますが、半分程度でも十分効果はあります。

漉き加工

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”カード入れベース”のコバ部から1cm離して”カードポケットa”を貼り付けます。
(接着剤にはゴムのりを使い、塗布する前に銀面をカッターの背で荒らします。)
接着剤は赤枠で囲った部分に塗布する。(おおよそで良い。)

”カードポケットa”の下部を縫い合わせます。
縫い穴は”ポケット部品”下部から3mmの位置です。
ただし、漉き加工すると革が伸びる場合があるので、実際のカードを使って現物合わせでラインを引くと良いでしょう。

ガイドラインに沿って菱目打ちで縫い穴を空けます。

レザークラフトの縫い穴のあけ方について紹介します。 革は厚くて硬いので針が通りません。そこで、あらかじめ革に縫い穴をあけてから糸を通します。 穴をあける道具は「菱目打ち」と呼ば

ポケット下部は並縫いします。


ハンマーで叩いてなじませます。

同様に2つ目の”カードポケットa”を取り付けます。

”カードポケットb”をゴムのりで接着します。

組み立てたカード入れの右側のコバを処理します。
下の模式図の通り、コバから2mmの位置を切り捨て、コバを磨きます。
また、コバから5mmの位置に縫い穴を空けます。縫い穴は上部5mm、下部7mmの間隔を空けます。

カード入れの右側を縫い合わせます。


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“ヌメ革で作るシンプルな二つ折り財布” への2件のフィードバック

  1. 丸石 裕子 より:

    初めましてこんにちは。
    二つ折り財布の型紙を購入致しました。
    こちらのデータは何サイズの用紙で印刷するといいでしょうか?

    • hiro より:

      丸石様
      コメントありがとうございます。
      記載が抜けていました。大変申し訳ございません。
      全てA4用紙になりますのでよろしくお願いいたします。

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