初心者向けレザークラフト入門講座

レザークラフト道具と使い方【初級編】

2017/09/08

レザークラフト道具と使い方【初級編】

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レザークラフト道具

これからレザークラフトを始めようと思っている方のために、最初に揃えたい道具と使い方【初心者向け】を紹介します。

  • 切る
  • 貼る
  • 縫う
  • 仕上げる

レザークラフトの基本は、この4つの工程に分けることができるので、それぞれの工程ごとに必要な道具と、道具の使い方を解説することにします。

道具を揃える前に

レザークラフトを始めるときは、できるだけ安く道具を揃えたいですよね。
レザークラフト工具の中には100均でも同じようなものが売られているので、うまく利用すればリーズナブルに道具を揃えることができます。他の入門系のサイトでも、「100均で道具を揃えた」という記事をよく見ます。
ただ、カッターのような刃物まで100均で購入するのはどうかと思います。
刃物は道具の中でも特に重要です。良い道具を使えば早く上達します。安い粗悪品の道具でいくら作品を作っても上達しません。
例えば、革がまっすぐ切れなかったとします。もし粗悪品のカッターを使っていた場合、「カッターが切れないからまっすぐに切れないのか?」、それとも「間違った方法で切っているからまっすぐに切れないのか?」、判断できません。
(現に、切れないカッターで革を切ると革が伸びてしまうのでまっすぐに切れません)

というわけで、少なくとも刃物(カッターや菱目打ち、ヘリ落とし)は安価な粗悪品を使わず、レビューなどを参考に質の良い道具を選ぶことをおすすめします。

私はまだまだ未熟ですが、それでも道具を大切にし、菱ギリや革包丁などは自分で砥いで、可能な限り良い状態にして使っています。
>>菱ギリの使い方 >>革包丁の研ぎ方
その甲斐あって、まったくの初心者から始めて10ヶ月ほど経ちましたが、ロングウォレットを型紙から作れるようになりました。
誰にも教わらず、独学でここまでできるようになったのは良い道具を大切に使っているからだと思いっています。
革の財布

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革を切るときに必要な道具

カッター

型紙や革を切るための道具です。
普通の事務用の細身のカッターが使いやすいです。刃はOLFAの特専黒刃もしくはNTカッターに入れ替えることをおすすめします。
レザークラフトの入門書では、革包丁などを紹介している書籍を見かけますが、初心者に勧める道具ではありません。
同様にオルファの別たちも革を切るには使いにくいです。私は使っていません。ですが、中級者になって、革を漉きたいときには非常に使いやすい道具になります。

カッティングマット

カッターで革を切る時、下に敷いて机をカッターから守る道具です。
一般の事務用カッティングマットでOKです。

丸キリ

型紙を革に写すときに使います。
先が鋭く、針のように根本まで細いものが使いやすいです。
l-martの丸キリがおすすめ

定規

真っ直ぐに裁断するときに、定規を当てて切ります。
カッターのガイドとして使うので、樹脂製の定規は不向きです。
私はアルミ製の定規を使っていますが、カッターの擦れた部分が摩耗しているのがわかります。できれば鉄製の定規がよいでしょう。
15cm、30cm、60cmの定規を使い分けています。が、最初は30cmの定規が一本あればなんとかなります。

貼るときに必要な道具

ゴムのり

貼りたい部分の両面に塗り、完全に乾いてから貼り合わせるという使い方をします。
乾いてから作業するので扱いやすく、速乾性なのですぐに乾いて効率的です。接着力は弱く、接着後に剥がすことができます。
縫う前の仮止めとして利用する接着剤です。
革専用の接着剤では強力すぎて剥がすことができませんから、使うときは注意。
天然ゴム系のりがおすすめ

ヘラ

ゴムのりを塗布するときに使用します。
他にもトコノールを広げたり、コバを磨いたりと、色々な使い方ができます。
特におすすめはありません。ホームセンターなどで使いやすものを選べばよいでしょう。

小さい範囲の接着は、ヘラを使うより厚紙を短冊状に切ったモノの方が使いやすかったりします。

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縫うときに必要な道具

ステッチンググルーバー

縫い穴を開けるときのガイドラインを引く道具です。
ネジ捻でも代用できますが、ステッチンググルーバーの方が小回りが効くのでコーナーもスムーズにラインが引けます。アタッチメントを交換することで、ガイドラインを引いたり、溝を掘ったりすることができます。

レザークラフトの手縫いの場合、革が固くて直接針を通すことができません。 そこで、あらかじめ縫い穴をあけるのですが、綺麗で直線な穴をあけるためのガイドラインを引いてそのラインに沿っ

菱目打ち

縫い穴を開ける道具です。
お財布など小物には3mmピッチ、バッグなどの大物では5mmピッチが丁度よいサイズです。基本的に爪が2つのものと4つの2本用意すれば一通りのレザークラフトを作ることができます。

レザークラフトの菱目打ちについて紹介します 革は厚くて硬いので針が通りません。そこで、革に縫い穴をあけてから糸を通します。 この穴をあけるための道具を「菱目打ち」と呼びます

縫い針

レザークラフト用の針を用意しましょう。
布針は糸穴の部分が弱く、革を縫うと折れることがありますし、針先が尖りすぎているため、革に引っかかります。
革細工用の手縫い針(太)が非常に使いやすくておすすめです

レザークラフトで使う針の選び方を紹介します。 革細工用の針と布針の違い レザークラフト用の針と布針は形が似ているのですが、太さや穴の大きさが違うので利用することができません。

木槌

菱目打ちを叩いて穴を開けるためのハンマーです。頭部中心径が50mm~60mmほどのサイズが使いやすいです。(大五郎 木槌 60mm
木槌で叩くと大きな音が出ます。マンションにお住まいの方はハンドプレス機を利用した静音型菱目打ちがオススメです。

レザークラフトはハンマーで縫い穴を叩いてあける必要があるのでとても大きな音が出ます。 そこで前回、安価なドリルスタンドを使って菱目打ちを行ったのですが、ピッチの大きな菱目打ちで穴

ゴム板

菱目打ちをする時に使用する下敷きです。ゴム板という名前ですが、ゴムというよりプラスチックに近い硬さです。
カッティングマットは薄すぎて代用できません、すぐに使い物にならなくなります。必ずレザークラフト用のゴム板を使いましょう。
私は22cm×15cmのサイズを使っていますが、特に不満はありません。

縫い糸

入門用のセットには麻糸がセットされている場合が多いのですが、はっきり言って使いにくいです。ポリエステル製の蝋引き糸を使ったほうがキレイなステッチになりますし、丈夫です。何よりロウが最初から引いてあるので手間がかかりません。
私がよく使う糸はビニモの5番です。3mmピッチの菱目打ちと相性が抜群に良いです。

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仕上げるために必要な道具

トコノール

床面(革の裏側)に塗布して滑らかにしたり、コバ(革の断面)に塗布して磨くことで面を整える為の処理剤です。
成分は天然のり、天然ワックス、水溶性合成樹脂。乳白色のペースト状ですが、薄く塗り伸ばすと透明になります。

スリッカー

コバや床面を磨くための道具です。
独特の凹みがついていて、コバに丸みを付けながら磨くことができます。

ヘリ落とし

コバの角が立っていると手触りがよくありません。均一にヘリを落とし、なめらかな角にするための道具
数種類のサイズがあり、革の厚みによって使い分けます。
クラフト社、協進エル、l-martの3社のヘリ落としを使ってみましたが、l-martの切れ味はよかったです。
革厚1.5~2.5mm用
革厚1.5mm以下用

まとめ

レザークラフトを始めるときの道具を紹介しました。
ここで紹介した道具は、”切る”、”貼る”、”縫う”、”仕上げる”という4つの工程を一通り作業するために必要です。まずはこの道具を揃えることから始めましょう。
全部単品で買ったとしても1万円前後で揃います。

レザークラフトを始めてみたいけれど、どんな道具を揃えればよいのかわからない方は、是非参考にしてください。

また、一つ一つ道具を注文するのが面倒という方には入門セットがあります。
必要のないピッチの菱目打ちや麻糸が入っていたりするのでちょっともったいない気もします。ちなみに、値段は個別注文とあまり変わりませんが、送料が無料である場合が多く、総合的に見るとお得です。
下の18点セットは入門セットの中では比較的まとまっているとおもいます。
それでもカッター、カッティングマット、ゴムのり、定規、スリッカーは付属していないので別途購入する必要があります。
レザークラフトコンプリートキット 【TVで紹介された匠の技、1本1本磨きと焼きが入った日本製菱目打ちもセレクト】プロも使用している拘りの手縫い用工具18点セット

手縫い用工具18点セット


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