レザークラフトで使う針の選び方を紹介します。
革細工用の針と布針の違い
レザークラフト用の針と布針は形が似ているのですが、太さや穴の大きさが違うので利用することができません。
針先も、ご覧の通りレザークラフト用の針は先が丸くなっているのに対し、布針は鋭く尖っています。
レザークラフトでは、縫い穴をあらかじめあけるため、必ずしも先が尖っている必要はありません。逆に丸まっている方が穴の通りがスムーズですし、間違って革に針を突いてしまっても傷がつきにくく便利なのです。
レザークラフトで利用する糸は、細くても0.6mm以上あるため一般的な布針では糸がとおりません。
革を縫うときは、布よりも強く引っ張るので、細い布針でレザークラフトをすると、針が破損して危険です。
レザークラフト専用の縫い針を購入しましょう。
使いやすい針は?
レザークラフト用の針としては、クラフト社の細針と太針が使いやすく、手ごろな値段でてにはいります。
ここからは私の経験によるものなのですが、針はクラフト社の太針が使いやすいと思います。
下の写真はノーブランドの針とクラフト社の太針を並べたものです。右がクラフト社の太針、左がノーブランドの針です。クラフト社の細針はさらに短く、細い針のようです。
ノーブランド品は先端が布針の様に鋭利になっていて、そのままでは使えません。やすりで先を丸くして使っていました。
また、針が太いせいなのか、クラフト社の針と比較すると抜けが悪いのです。(針が「グッグッグッ」と引っ掛かる感じ)しかも、針が太いくせに糸穴が小さい・・・
以前は左の5cmほどのノーブランドの縫い針を使っていましたが、一本ダメにしてしまったので、クラフト社の太針(6cmの縫い針)を使ってみました。
たった1cmほどの違いですが針を引張りやすくて楽に縫うことができます。太さも丁度良く、3mmピッチの菱目打ちの穴もスムーズに通るので全く問題ありません。
一方で、細針は折れやすく、短くて力が入りにくいという話も聞きます。
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