今回で三回目になります。
前回、コイン入れを作ったので札入れの部分を作ります。
マチの組み立て
札入れのマチになるパーツです。
コバをヘリ返しするので先端がゼロミリになるように斜めに漉きます。
ゴムのりを塗布し、漉いた部分を折り曲げて接着します。
札入れのマチはゴムのりで接着するだけで十分ですが、万一剥がれてしまうと見た目が悪くなるので縫い合わせました。
マチを半分に折り曲げて癖を付けます。
コイン入れの部分に先程作ったマチを接着します。
ゴムのりを塗布する面を荒らします
マチを接着しました。
この段階でマチとコイン入れの部分を縫い合わせます
組み立て手順もイメージしながら製作するのが結構難しいです。
縫い合わせたら、両端のコバを切りそろえます。
本体パーツと札入れの組み立て
本体パーツの外周に縫い穴を空けます。
本体パーツにコイン入れのマチを接着します。
マチを接着したら菱ギリなどを使って縫い穴を貫通させます。
逆側のマチも同様に接着します。
この段階ではコイン入れの下部は接着しません。
コイン入れの下部以外を縫い合わせます。
最後の難所です。
札入れの下部を接着して縫い合わせます。
特に大きなズレもなく、きれいに合わさりました。
菱目打ちや菱ギリを使って縫い穴を貫通させます。
今回作ったウォレットで一番厚みのある部分です。垂直に縫い穴を空けないとステッチが大きくズレます。慎重に縫い穴を空けます。
下部を縫い合せました、やっぱり微妙に乱れてしまいました。きれいなステッチにするには製作手順を考え直したほうが良いのかもしれませんね。
下部の余った革を切り落としてコバを揃えます。
とりあえず一通りの工程は終了しました。
後は財布の角を落とし、コバを磨けば完成です。
完成しました。
設計から製作まで一発勝負でしたが、なんとかそれらしくなりました。
よく見れば粗はありますが、このレベルなら外出先で使ってもおかしくないかな?
お財布は作りごたえがありますね。
長財布はこの角度が一番美しく見えます。
全体のフォルムはいい感じです。
内装もシンプルにしたのですが、これはイメージ通りの作品ができました。
捻を使うとコバも締まりが出ます
作品の完成度がワンランクアップする感じです。
札入れの部分
コイン入れ
お札も取り出しやすく使いやすい財布です。
型紙は微調整する部分があるので作り方をまとめたら公開します。
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