[作り方]
革の裏面(床面)を磨く
革の裏側(ざらざらしている面)を床面といいます。床面は革が毛羽立ち、そのままでは肌触りや質感が良くありません。今回作るキーケースは一部裏面が見えるので、床面を磨いて見た目を良くしましょう。
床面の磨きは革を裁断する前に行い、使用する寸法の1まわりほど広く磨きます。
床面を磨くには、トコノールを使います。トコノールはコバを磨く際も使います。
レザークラフト用 床面仕上剤 トコノール 120g 無色
革の床面に、トコノール指ですくって、大まかに革の表面に伸ばします。
机に傷などがついていると革の表面(銀面)にも傷がついてしまいます。銀面を保護するため、布や紙を一枚敷くとよいでしょう。
レザークラフト用の角が丸くなっているガラスや、プレススリッカーなどを使ってトコノールを床面全体に伸ばします。この時、トコノールが革の表面(銀面)に付着しないように注意しましょう。
革全体に均一に塗布できたら、少し力を入れて磨くと毛羽立ちがなくなり光沢が出てきます。
磨いた床面の比較です。
磨くことで光沢が出て表面がつるつるになります。(銀面ほど均一にはなりませんが・・・)
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型紙を写す
型紙をダウンロードして、紙に印刷します。
印刷用紙は薄くて使いにくいので、厚紙に張り付けると使いやすいと思います。
型紙を作ったら、革の銀面の上に乗せ、目打ちや銀ペンで型を写します。
型紙がずれないようにしっかりと手で押さえます。
革の裁断
型を写したら、革を裁断します。
使用する刃物は工作用のカッターを使います。刃先は良く切れるものを使用します。
直線の裁断は、金属製の定規などをガイドに使うときれいな直線にカットできます。
一度にカットしようと力を入れると革が伸びてまっすぐに裁断できません。軽い力で何回かに分けるときれいにカットできます。
曲線の裁断は、カッターを鉛筆のように持ちます。
カッターを動かすのではなく、革の方を動かしながら、手前に引くように裁断すると扱いやすいです。
革の素材のほか、キーリング、ばねホック、スマートキー用の組ねじを使います。
特にスマートキー用の組ねじは軸径が3mmなのでほとんどのキーの穴に対応しています。(レザークラフト用として組ねじが販売されていますがこちらは軸径が4mmもあるので入らないことがあるので注意。)
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