初心者向けレザークラフト入門講座

革包丁が簡単に砥げる!研ぎガイドを作ってみました

2017/03/30

革包丁が簡単に砥げる!研ぎガイドを作ってみました

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皆さん革包丁って使っていますか?私は主に革を漉くときに利用しています。革漉きは結構難しく、刃物をキンキンに研いでいないとうまく漉くことができません。

そんなわけで、前回は誰でもできる革包丁の研ぎ方を詳しく紹介しましたが、さらに簡単に刃物が研げるように革包丁専用の研ぎガイドを作ってみることにしました。

実は市販品としてカンナやノミの研ぎ具が販売されているのですが、これはあくまでカンナやノミといった大工道具専用のもの。ある程度調整はできますが、刃先角が25°~30°の刃物になってしまいます。
カンナ刃・ノミ刃研ぎガイド 
SK11(エスケー11) カンナ刃・ノミ刃研ぎガイド SSG-70

一方、革細工に使う革包丁は刃先角がとても小さく、15°~20°前後が理想ですから単純に流用することができないのです。

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革包丁研ぎ具の試作

研ぎ具の構想

素材は加工のしやすさ、耐水性、強度さなどを考慮し、5mm厚のアクリルを使って作ることにしました。色々な幅の革包丁に対応できるように、市販の研ぎガイドにならって、ねじで革包丁を挟む構造にし用と思います。

 

上下に設置した固定ネジによって強固に保持するだけでなく、ねじと刃をピッタリ合わせることで、斜めにズレてしまうことを緩和しています。

試作品

使用するは下の5点

  • ねじ
  • ナット
  • 真鍮ピン
  • ベアリング
  • アクリル

アクリルパーツは0.05mmの精度で加工できるCNC加工機で作製。

組み立てはとても簡単。
まずはホームセンターで購入した真鍮ピンにベアリングを通します。真鍮ピンは意外と精度が出ていないのでベアリングがきつくて入りませんでした。ヤスリで少し研磨して挿入。

アクリルパーツボルトとベアリングを挿入した真鍮ピンを嵌め込みます。

もう片側もアクリルパーツを挿入し、ボルトを締めれば完成です。

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革包丁を研いでみよう

革包丁を冶具にセット。

あとは砥石で研ぐだけ

冶具を装着したまま裏研ぎもできます。

ということは、冶具を外すことなく革砥で研げます。

実際に冶具を使って研いでみました。
光にかざしてみるとごらんのとおり真っ直ぐな刃が確認できます。
何より、特に気を遣わずに真っ直ぐ遂げるので使用感は良好です。

切れ味も鋭く、クロムなめしの柔らかい革を漉きたいときにはこの研ぎ方がベストでしょう。

でも、あまりに真っ直ぐ研いでしまったので、タンニンなめしに使うには刃の耐久性が低いです。
そこで、普段使いには刃先をわずかに2段研ぎすると切れ味と耐久性を両立させることができます。

追加情報

手で研いでいたらいつの間にか刃先が12°になってしまいました。
この状態では刃物の耐久性が著しく低下し、2~3回革を漉いただけで刃先の痛みが目に見えてわかるほどです。
この冶具を使って刃先を17°にして2段研ぎに近い状態にしたところ、非常に良好な切れ味と耐久性になりました。

最近、どうも革包丁の切れ味が長続きしない。 砥いでも、砥いでも、すぐに刃先が痛み、切れ味が鈍ってしまうのです。 「もしかしたら刃先が寝かせすぎているのでは?」と思いCADで


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“革包丁が簡単に砥げる!研ぎガイドを作ってみました” への2件のフィードバック

  1. シロクマ より:

    こんばんは。
    革包丁の研ぎでいつもうまく行かなく、ネットで調べてたらここに辿り着きました。
    その革包丁のガイドいいですね!
    販売はしているのでしょうか??

    • hiro より:

      販売の予定はありません。
      アクリルを切削して作るので結構手間がかかる(値段が高くなる)ので。

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