レザークラフトの菱目打ちは木槌でガンガン叩くのでマンションやアパートではちょっと難しいですよね?
一軒家でも夜に作業すると家族に迷惑が掛かってしまいます。
そこで、ドリルスタンドを使った菱目打ち機を作ってみました。
作ってみたといっても、特別用意するものはドリルスタンドだけ、その他、ねじと革のはぎれを少々
ドリルスタンドを使った菱目打ち機は他のWEBサイトでも紹介されていますが、どの記事も3000円ほどするドリルチャックを使った方式ばかり。
そんな無駄なモノを買わなくてもドリルスタンドだけで、菱目打ちの着脱が容易な菱目打ち機が作れるので紹介します。
[ 改良型の2号機も制作しました]
クランプ式を採用した改良型の高性能菱目打ち機も作ってみました。
ドリルチャック式よりはるかに軽い力で穴を空けられます。
静音型 菱目打ち機の作り方
用意する物
- 垂直型 ドリルスタンド 3000円ほど
↑このドリルスタンドでないと作れません。 - 革のはぎれ
あると良いもの
- 木の板
作り方
まず、ドリルスタンドをマニュアルを見ながら普通に組み立てます。
本体上部にあるねじを外します。
このネジはスタンドのロックに使うものなので、菱目打ち機として使う場合不要なねじです。
ねじを外すとナットが中に入っているのでこれを利用します。
支柱に取り付ける黒いパーツのねじを取り外します。
これはスタンドの可動範囲を制限するもので、菱目打ちとして利用する場合不要な機能です。
このネジを使います。
スタンドを下から見ると、矢印の箇所にナットホルダーとねじ穴があるので、先ほど取り外した「ねじ」と「ナット」を写真の様に組み付けます。
後は、使用する菱目打ちを下の写真の様に挿入し、ねじを締めれば完成~
どうです。すごく簡単でしょう?
でも、これだと菱目打ちが動いてしまいますし、結構しっかりねじを締めつける必要があります。
本体がアルミ製なので、ねじを締めつけすぎると割れてしまいます。そこで革のはぎれを使ってちょっとした保持具を作ります。
菱目打ち機の改造
革のはぎれを使った保持具の作り方を紹介します。がっちり固定したい場合は、木を削って保持具を作ると良いでしょう。
適当なはぎれを3つ用意します。
サイズ
横4cm×高さ2cm 1ヶ
横0.5cm×高さ2cm 2ヶ
写真の様に、菱目打ちを挟むように接着します。
これがガイドになり、菱目打ちの着脱がよりスムーズになります。
作った部品を両面テープでドリルスタンドに接着します。
長くカットした革を両面テープで貼りつけます。
こうして革で菱目打ちを挟むことで少ない力で菱目打ちを保持することができるようになります。
打ち台の工夫
打ち台は、耐久性の高いゴム板が使われますが、ドリルスタンドを使った菱目打ち機の場合、木の板を両面テープで固定した方が使い勝手が良いです。
木は耐久性が低いのですが、そもそも同じ個所しか跡が残らないので耐久性の低さは問題になりません。
木の端材や定規を両面テープで固定すれば、簡易的な直線ガイドが作れるので、ライン引きしなくてもコバと平行な縫い穴を空けることができます。
ガイドを使ってフリーハンドで縫い穴を空けてみました。
ガイドを引く手間が省け、簡単に位置決めができるので作業もはかどります。
SK11 キーレスドリルチャック 13㎜ SDCK-07NA
を装着が可能でしょうか?
コメントありがとうございます。
SDCK-07NAは手元にありませんので分かりません。
いい加減なことは言えませんのでご理解お願いいたします。