初心者向けレザークラフト入門講座

レザークラフトをキレイに撮影するヒント:光の質をあげよう!

2017/11/14

レザークラフトをキレイに撮影するヒント:光の質をあげよう!

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レザークラフトで作品を制作したらみんなに見てもらいたいですよね。
インスタやFacebook、ツイッターに写真を投稿している方も多いと思います。

普通に撮影すると上手くいかない・・・

でも写真を撮って見ると、何故かうまく撮影できないという経験は無いでしょうか?
↓↓例えば、こんな感じ・・・。
全体的に青白く、せっかくのヌメ革の質感が感じられません。
加えて、薄暗いですね・・・・。
(四隅が暗いのはレンズの周辺光量の低下が原因。説明の範囲外になるので、ここでは無視してください。)

原因1、Auto撮影では適切な露出にならない

うまく撮影できない理由の一つは露出の問題があります。

※露出とは簡単に説明すると写真の明るさのこと。
露出アンダーといった場合、写真が暗いという意味です。
逆に露出オーバーとは明るすぎて白くなってしまった写真。

ヌメ革のような比較的白い被写体の場合、カメラ任せのAutoで撮影すると、「白いヌメ革を撮影している」とは判断されず、「明るすぎるから暗く撮ろう」と間違った設定で撮影されます。
このような理屈から、露出がアンダー気味になってしまうことがあるのです。

どんなカメラにも露出の調整機能がついているので、設定を変えて露出を上げて(明るくして)みましょう。
↓う~ん。暗さはある程度解消しましたが、全体的に色が薄くて青みの強い。
何かイメージと違います。

原因2、WB(ホワイトバランス)の不具合

上の写真は青が強い印象。色合いの調整はWB(ホワイトバランス)で行います。
WB(ホワイトバランス)とは、”白色”を白として撮影する為のカラー設定です。
通常、WBはオートで問題ないのですが、被写体のコントラストが低かったり、特定の色に偏っていると、適切なWBにはなりません。

WBもカメラの設定によって調整することができます。
「太陽光」、「蛍光灯」、「電球」、など、光源に合わせて設定できますし、5000Kなど、色温度によって指定できるタイプもあります。

色温度を少しづつ微調整しながら撮影してみました。
5000Kあたりが比較的近い色合いです。
↓クリックで拡大します。

5000Kで調整した写真です。
比較的似た色にはなりましたが、何か変です。全体的に黄色っぽい印象。
これよりも色温度を下げると青白くなってしまいますし、上げると黄色っぽい写真になってしまいます。
ホワイトバランスを調整してもイメージ通りの写真にはなりません。

原因3、演色性の悪い蛍光灯

演色性という言葉は馴染みが無いのですが、写真撮影では非常に重要な要素です。
実は、うまく撮影できない写真の多くは、露出やWBよりも、演色性の悪い光源を使っていることが原因だったりします。

演色性とは、簡単に言うと太陽光の色にどれだけ近い色がが出せるか?という指標。
Ra=100を最良値として評価されます。

撮影に使っている書斎はディスカウントストアで購入した安物。
安い蛍光灯やLED照明は色の再現性を表す演色性が非常に悪く、Ra=70ほど。
演色性が低いと特定の色が欠落しているので微妙な色合いが再現できません。
先程、うまく撮影できなかった写真は、全て演色性の低い室内の蛍光灯の下で撮影したものです。

この問題を解決するには窓から自然光を取り入れるだけで解決します。
ところが、自然光は晴天だったり、曇り空だったり、夕焼けだったりと、色温度や露出が毎回変わってしまいます。曇り空や夕焼けの場合、そもそも露出が足りないことも。

フラッシュを使ってみよう

そこで、役に立つのがフラッシュです。
フラッシュの演色性はRa95~100と非常に高く、ほぼ自然光そのままの状態で撮影することができます。
「レザークラフト入門講座」で掲載している写真はほぼ全てフラッシュを使って撮影したもの。
↓こんな感じで撮影しています。

撮影で気をつける点は一つ。”バウンス”を使いましょう。
バウンスとはフラッシュを直接被写体に照射するのではなく、天井や壁に反射させて光を当てること。こうすることで、光が拡散し、柔らかくて自然な光になります。
また、フラッシュを反射させる壁はできるだけ白い方が適しています。

 

↓直接フラッシュを当てた写真がこちら
いかにも”フラッシュを使いました”という写真ですが、演色性は良好です。

バウンス撮影した写真がこちら↓
フラッシュをバウンスさせ、全体的に光を当ててみました。
演色性の高いフラッシュを光源にすることで、発色豊かな写真になりました。影も柔らかく、自然な写真です。(それでも、少し蛍光灯の色が入っていますね。)

ちなみに、バウンスさせる角度を変え、意図的に影ができるように撮影すると、冒頭で紹介したような写真になります。意図的に影を作ると、より立体的に見えます。
↓これは向かって奥から手前に向かって光が当たるように反射させて撮影したものです。

デスクスタンドを利用してみよう

カメラの内蔵フラッシュの場合、向きを変えることができませんし、そもそもバウンスに耐えるだけの出力がありません。
(バウンスすると光量は1/10ほどになる)

このようなときは、思い切って部屋の照明を高演色タイプに切り替えるのが最も効果的。更に、デスクスタンドに演色性の高いライトを取り付け、補助灯に使用するとより効果的です。

高演色蛍光灯という物があり、Ra=99の製品も存在しています。
値段も比較的安価なので、意外とリーズナブル。

私は部屋の蛍光灯はそのままに、デスクスタンドに高演色LEDを取り付けてみました。LEDは今のところRa=90~95の製品が高演色品として出回っています。
今回はデスクスタンドに取り付けられる、LED(Ra=90)タイプを購入してみました。
東芝 E-CORE(イー・コア) LED電球 <キレイ色-kireiro-> ボール電球形9.6W(高演色タイプ・ボール電球40W相当・650ルーメン・昼白色)外径95mmタイプ LDG10N-D/G95 口金直径26mm

こんな感じで撮影します。

でも、このままでは室内の蛍光灯の色を拾ってしまうので、思ったほど効果は上がりません。(LED照明の出力が弱く、室内蛍光灯に負けてしまうからです。)
↓多少、色の鮮やかさが上がりますが、まだまだ不十分

そんなときは簡易的なフードを作ると効果的。
↓レザークラフトの型紙用の厚紙で自作してみました。光が被写体に集中するので弱いLED照明でも十分な光量になります。
また、右側にアルミホイルを貼り付けた自作レフ板を置いて影を柔らかくしてみました。

作り方は自作工房のWEBサイトで
https://jisaku-koubou.com/archives/5291

このフード付き簡易スタンドを使って撮影した写真がこちら。
演色性も大幅に改善されていて、フラッシュ並の鮮やかな写真になりました。

まとめ

このように、写真撮影では光の質は非常に重要な要素になるわけですね。
特にレザークラフトのような色が単調になりがちな被写体の場合、微妙な色合いは見た目以上に繊細。

私も写真撮影は無知なので最初はISO感度や露出、WBなどいろいろ苦労しました。
フラッシュを購入したら驚くほど写真の質が向上し、演色性という言葉を知りました。

もし、何故かうまく写真が撮影出来ないという方がいたら、演色性の高い光源を使ってみてはいかがでしょうか?

 


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