初心者向けレザークラフト入門講座

折って作るおむすび型小物入れ(コインケース)

折って作るおむすび型小物入れ(コインケース)

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先日、「CADを使ったレザークラフト型紙の作り方」でおむすび型小物入れの型紙をCADを使って設計したので、この型紙を使って実際に小物入れを作る過程を紹介します。

作図ソフト(CAD)を使ってどのように型紙を作るのか、実際に単純な小物入れの型紙を作りながら、CADを使った型紙の作り方を詳しく紹介します。 作図ソフトはフリーソフトのJW-CA

小物入を作ってみよう

「型紙の作り方」では、CADデータから印刷までを説明しました。
↓コピー用紙に印刷した型紙データ

この印刷したものを型紙を厚紙に貼り付けてカットします。
型紙の作り方はこちら↓にまとめています。

レザークラフト入門講座ではコインケースのような小物を中心に様々な型紙データを配布しています。 配布している型紙データはPDF形式なので、そのままA4コピー用紙に印刷す

完成した型紙を、銀ペンや目打ちを使って革に写します
個人的には目打ちを使うと型紙とピッタリの線が引けるので愛用しています。
銀ペンはインクが擦れて銀面が汚れることがあるのでめったに使いません。

型紙が動かないようにしっかり押さえます。
目打ちはあまり力を入れなくても、しっかりとした線が引けます。

ばねホックの位置は中心点がありますから、その部分を目打ちで印をつけます。

型を写したら、よく切れるカッターナイフを使って裁断します。
おおよその形に荒裁ちしてから型通りに裁断します。
直線部は定規を使うと安定した直線にカットできますよ。

こんな感じに直線部分を裁断して行きます。

直線部分を裁断したらコーナーなど、曲線部分をカットします。
曲線部は、革の方を曲線に沿って動かし、カッターは真っ直ぐに引きながら切るとスムーズな曲線になります。
(カッターの方を曲線に沿って動かすと歪な曲線になりやすい)

よく切れるカッターナイフを使い、丁寧に作業すれば正確に裁断できます。

ここでヘリ落としを使って外周部のコバの角を落とします。
このままコバ磨きをしても良いのですが、先にホックを取り付けることにします。

ばねホックを取り付けます。
ばねホックはメス側のバネと、オス側のゲンコ(ダボとも言う)が一組になっています。

ゲンコはゲンコ部(左)と足(右)を組で使います。

バネ側は頭(左)とバネ(右)を組で使います。

型紙に記載された取り付け位置に穴を空けます。
両サイドはバネ部を取り付け、中央はゲンコ部を取り付けます。
それぞれ最適な穴の大きさが異なるので、ホックの足がちょうどよく挿入できる穴を空けましょう。

穴はパンチを使って空けます。
穴径は使用するホックのサイズに合うものを選びますが、ホックのサイズが変わると穴径も違ってきます。
そこで、下のようなパンチセットを一つ用意しておくと様々なサイズのホックに対応できるので便利です。
取替式パンチセット 
ストロングツール(Strong TooL) 取替式パンチセット 6ピース 05493

パンチで穴を開けるとき、いきなり穴を空けると必ず中心がずれます。
そこで、まず型紙の中心点が真ん中になるように手でパンチ跡をつけましょう。

こんな感じに、中心点が真ん中に来るようにパンチ跡をつけてください。

このパンチ跡を目印にしてパンチを打ち込むと正確な位置に穴を開けることができます。

↓正確な位置に穴が空きました。

ゲンコ側を取り付けます。
パンチで開けた穴にゲンコの足を挿入します。

反対側から足の上にゲンコをかぶせます。

バネホックの固定には専用の取付具を使います。
これも、ホックの大きさや形状に合わせた専用の工具が必要です。
その都度購入するのは面倒なので、下のようなセットを用意しましょう。
ほとんどのホックやカシメに対応できるので便利です。
オールマイティープレート付 【10セット】
オールマイティープレート付 【10セット】 ホック打ち カシメ打ち 大 中 小 ハトメ 菊割り 打ち具 打ち台 レザークラフト 工具 道具

ちなみに、ゲンコの取り付けは真ん中に穴が開いている打ち棒と万能打ち台の裏側(平らな面)を使います。

打ち棒の穴にゲンコの頭を入れ、木槌でたたきます。

木槌でしっかり叩いて固定しましょう。

同じ要領で2箇所固定します。

バネ側を取り付けます。
パンチ穴にバネを挿入します。

頭は丸みを帯びているので、万能打ち台の凹みが一致する部分に乗せます。

ばねホックを乗せ、専用の打ち棒を使って打ちつけます。

ばね側の打ち棒は円に切欠けがあります。

打切欠け部がばねの間に入るように打ち棒を保持して木槌で打ち込みます。

ばねホックが正しく取り付けられたので折り曲げて三角ケースに組み立てます。
↓点線部を山折します。

微調整できるように軽く折り曲げる程度にします。

ばね側の三角を折り曲げてホックを付けます。

反対側も同様に折り曲げてホックを付けます。

おむすび型小物入れがほぼ完成しました。

最後にコバの処理をします。
ヌメ革などは水とトコノールで磨いて処理するのですが、この革はコードバンなのでスリックが効きません。
そこで、通常コードバンは樹脂系の塗料を塗ってコバを仕上げます。
私がよく利用するコバ処理剤はバスコです。塗料の伸びがよく、均一に塗布できるのできれいな艶が出せます。

協進エル コバ用仕上げ剤 バスコ 80cc 焦茶 1181071-125 81071-125

まず、ヘリ落としで処理したコバにバスコを塗布します。
バスコをよく振って撹拌し、そのままコバに塗ります。

バスコが乾燥したら400番のサンドペーパーでコバをヤスリがけして凹凸を取り除きます。
凹凸がなくなったら再びバスコを塗り、均一に艶が出るまで繰り返します

おむすび型の小物入れが完成しました。


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