レザークラフト入門講座

パスケースの作り方

2017/05/10

パスケースの作り方

スポンサーリンク

ヘリとコバの処理

カードの挿入口のコバを処理します。
この部分は縫い合わせてからでは磨けないので、張り合わせる前に処理しましょう。
コバの磨き方はこちらで詳しく説明しています。

しっとりとした艶と光沢のあるコバの磨き方について、ヌメ革を使って詳しく説明します。 基本を身につければ、写真のような光沢も可能。 コバが丁寧に仕上げられた作品は見栄えがとて

コバに少量の水を塗布してスリッカーを使って磨きます。
さらに、トコノールを使って磨くとコバの耐久性が上がり、丈夫に仕上げることができます。

ワンポイントアドバイスとして、ネジ捻を使ってコバから1mmの幅でラインを引くと高級感が出ます。

ラインを引くだけなのでとても簡単です。革のはぎれを使って少し練習すればきれいに引けるようになりますよ。コツはあまり力を入れ過ぎないこと。ラインが薄い場合は何回か繰り返せばはっきりとした線が引けます。
見た目もよくなるのでお勧めです。

革の接着

パスケースの下側の革は、床面どうしを張り合わせます。
下側の革は仕上げの時切りそろえるので、ラフにカットしても問題ありません。
接着にはゴムのりを使うと綺麗に仕上がります。
クラフト社 革工具 天然ゴムのり ECO 300ml 2339

ゴムのりは、接着する両面に塗布し、完全に乾かしてから張り合わせて接着します。

ラフにカットしているので、革がいびつですがこれで大丈夫。

型紙より1~2mmほど、一回り大きく切りそろえます。

パスケースの上の部分と下の部分を張り合わせます。
同じようにゴムのりで接着するのですが、銀面や、コバノールで処理した床面にはゴムのりがあまり効きません。
そこで接着部をカッターの背で引っ掻き、銀面を荒らしてから接着剤を塗布します。

ゴムのりがパスケースの内側にはみ出してくっついてしまっても大丈夫。
基本的に接着力は弱いのでカードを挿入すれば剝がれます。

パスケースの組み立てが終わったら1~2mmほど裁断して、型紙の寸法通りにコバを切りそろえましょう。

 


スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでレザークラフト入門をフォローしよう!

“パスケースの作り方” への3件のフィードバック

  1. てつや より:

    型紙購入させていただきました。
    レザークラフト初心者です。

    1つ質問です。
    「パスケースの下側の革は、床面どうしを張り合わせます。」とありますが、結局、革は下側が2枚、表(上側)が1枚で計3枚になるということでしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください