レザークラフト入門講座

革包丁のケースを作る~現物合わせの型紙の作り方

革包丁のケースを作る~現物合わせの型紙の作り方

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24mm幅の小さな革包丁を購入したので早速ケースを作ってみました。

型紙作り

革包丁のラインを厚紙にトレースしてカットします。
このように革包丁の原型を作ります。

トレースした原型を元に、革の型紙を作ります。
原型を転写しただけでは縫い代がありません、そこで、5mmほど右にずらして縫い代部分を作ります。
(もちろん下部も5mm延長します)

右側部分を型通りに裁断。

左右対称の型紙になるので、中心線に少しだけ切り込みを入れ、折りやすくします。
ちなみに、中心線も革包丁の厚みを考慮し、原型より5mmだけ大きくしています。

切り込みを入れると厚紙もきれいに折れます。

左右対称になるように型をトレースしてカットします。

革包丁と型紙のサイズをチェック。
大きすぎたり、小さすぎるようなら型紙を修正します。

ケースにベルトを取り付けます。
1.5cmほどのベルトを付け、ばねホックで固定することにしました。

型紙の完成

型紙を元にケースを作る

目打ちを使って型紙をトレースします。

早速購入した革包丁を使ってみました。
オルファの立ちナイフより小さいので使いやすい。

裁断した革に接着剤を塗布して形を作ります。

接着してしまいました。
ここでばねホックを付けていないことに気が付く…

強力な接着剤で固定してしまったので取れなくなってしまいました。
カッティングマットの角を使ってホックの穴を空けました。

無事にホックが付きました。

縫う

菱目打ちで縫い穴を空けます。

レザークラフトの縫い穴のあけ方について紹介します。 革は厚くて硬いので針が通りません。そこで、あらかじめ革に縫い穴をあけてから糸を通します。 穴をあける道具は「菱目打ち」と呼ば

5mmピッチの菱目打ちを使ったのですが、失敗でした。
ケースが小さいので3mmピッチの縫い穴の方が似合うと思います。

オーソドックスに白の糸を使って縫いました。

縫い穴をあけた革を綺麗に縫い合わせる、”手縫い”はレザークラフトの醍醐味の一つ! レザークラフトでは、糸の縫い目が作品の一部であり、作品の出来に大きく影響するといっても過言ではあ

糸の始末は、斜めに針を通して縫い終わりが目立たないようにします。

表側、裏側とも糸の始末がほとんど見えなくなります。

完成

 


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