初心者向けレザークラフト入門

【菱目打ち】の選び方

2016/11/11

【菱目打ち】の選び方

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レザークラフトの菱目打ちについて紹介します

革は厚くて硬いので針が通りません。そこで、革に縫い穴をあけてから糸を通します。
この穴をあけるための道具を「菱目打ち」と呼びます。その名の通り、菱型の穴があきます。菱形のおかげで、縫い糸がきれいに見えるのです。
菱目打ちの選び方

菱目打ちの選び方

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菱目打ちは「目数」と「ピッチサイズ」で選びます。
・目数とは一度にあけることができる穴の数。下の写真の例では目数が”4”です。
・ピッチは穴と穴の間隔です。レザークラフトには主に、3㎜、4㎜、5㎜が良く使われます。
菱目打ちのピッチと目数

ピッチの違いと縫い目の比較

写真は3mmピッチと5mmピッチの菱目打ちで開けた縫い穴を比較したもの。
上の2つが3mmピッチ、下の2つが5mmピッチの菱目打ちで開けた穴です。
糸はエスコード細(3mmピッチ)、太(5mmピッチ)を使っています。

菱目打ちのピッチによる違い

ピッチの選び方は特に決まりはありません。製作する作品のイメージに合わせてピッチを自由に選びましょう。

一般的には、
革が薄い場合、財布やキーケースなどの小物には3mmピッチを使い、
革が厚い場合、大きなバッグを作る場合には5mmピッチを使います。

目数と使い分け~2本と4本を揃えれば十分

菱目打ちは目数の分だけ一度に縫い穴をあけられます。
目数が多いほど、手間がかからないので便利ですが、細かな箇所の穴あけや曲線部分の穴あけができません。
細かな箇所や曲線部の穴あけは目数の少ない菱目打ちを使います。

用途 目数
直線部 4本~
曲線部 1本~2本

 

レザークラフトを始めるときは、目数が2本と、4本のものを揃えれば十分です。
その後、スキルや作品の大きさに応じて必要な物があれば、その時購入すれば良いと思います。
私はいまだに2本と4本だけで事足りています。(でも6本が欲しい・・・)

お勧めの菱目打ち

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安価なセット品

4本~6本セットで1,500~2,000円ほどで販売されています。
値段が手ごろなのでこれからレザークラフトに挑戦したいという方には安価に道具が揃うので良いでしょう。

ただ、この手の激安工具は中国で作られている可能性が高く、品質のばらつきが非常に大きく、物によって当たりはずれがあることに注意してください。

4本~6本セットで手に入りますが、最初は目数が2と4の2本しか使わないので、800円~1200円くらいのメーカー品を2本購入したほうが合理的だと思います。

KISKIS dreampark 革細工 レザークラフト 道具4本セット)KK800
KISKIS dreampark 革細工 レザークラフト 道具 工具 菱目打ち 4本 セット 1本目 2本目 4本目 6本目 4mm/3mm ピッチ 各種ご用意 (シルバー 1本目 2本目 4本目 6本目 3mmピッチ 4本セット)KK800

単品で売られているメーカー品

クラフト社などが提供している工具です。
値段は一本1,000円前後と比較的手ごろな値段で手に入ります。
レザークラフトをこれから始める方は小さな小物から製作するでしょうから、ピッチは3㎜~4㎜で、目数が2本目と4本目の2本購入すれば不自由なくレザークラフトが楽しめると思います。

・4mmピッチの菱目打ち

クラフト社 革工具 4本ヒシ目打 2.0mm 8241
クラフト社 革工具 4本ヒシ目打 2.0mm 8241

クラフト社 革工具 2本ヒシ目打 2.0mm 8236
クラフト社 革工具 2本ヒシ目打 2.0mm 8236

 

・3mmピッチの菱目打ち

クラフト社 革工具 4本ヒシ目打 1.5mm 8240
クラフト社 革工具 4本ヒシ目打 1.5mm 8240

クラフト社 革工具 2本ヒシ目打 1.5mm 8235
クラフト社 革工具 2本ヒシ目打 1.5mm 8235

ハンマーの音が気になる場合は

菱目打ちはハンマーでたたいて穴をあけるので結構大きな打撃音が出ます。
マンションやアパートなどに住んでいて、ハンマーが使えないという方は、静音型菱目打ち機や菱ギリを使った方法、そして、パンチ式の菱目打ちがあるので簡単に紹介します。

1,静音型菱目打ち機とは?

この機械は実は、私が考案したオリジナルのハンドプレス機です。
アマゾンでも手に入る工業用のクランプを利用したハンドプレス機を作ってみました。
フレームはホームセンターで手に入る木材を簡単に加工すれば作れてしまう簡易的なものですが、非常に使い勝手の良いプレス機に仕上がりました。
菱目打ちとしてだけでなく、パンチで穴を開けたりホックやカシメ打ちも静かに作業することができます。また、型を使った立体成形のプレス機としても利用できます。
製作費はプレス機や木材費用を全部合わせても3000円~5000円ほどです。

レザークラフトはハンマーで縫い穴を叩いてあける必要があるのでとても大きな音が出ます。 そこで前回、安価なドリルスタンドを使って菱目打ちを行ったのですが、ピッチの大きな菱目打ちで穴

2,菱ギリを使った方法とは?

良く砥いだ菱ギリを使うと手で簡単に穴を開けることができます。
菱目打ちで、革に軽く跡を付けたら一つ一つ菱ギリで穴を開けます。とても根気のいる作業ですが、実はとても綺麗なステッチ(縫い目)になることが分かってから、財布やケースなどの小さな小物はほとんど菱ギリを使って作品を作っています。

皆さん菱ギリって使ったことありますか?これ、実はレザークラフトのスキルアップには欠かせない道具の一つ。菱ギリひとつで縫い目がとても綺麗に仕上がるのです。 今回、あえて菱目打ち

3,菱目パンチを使う方法とは?
[レザーマニア]プロ菱目パンチ/4mm巾/4本目
[レザーマニア]プロ菱目パンチ/4mm巾/4本目
ニッパーの様に挟んで穴を開ける菱目パンチと呼ばれる工具があります。私は持っていないのですが、意外と効率よく穴があけられるようで、作業スピードは木槌でたたくよりパンチ式の方が断然早いのだそう。
ただし、一つ3,000円ほどし、最低でも2本目と4本目の2つ用意しなければいけません。ピッチを変更したい場合はさらに予算がかかります。このように少々高価になってしまうのが残念なポイント。
あ、ちなみに菱目パンチを使うとあまりきれいな縫い目にはならないようです。

↓上が協進エルの菱目4mm6本目打ち、下が菱目パンチの4mmです。
ご覧の通り、菱目打ちは角度のついた小さな菱形の穴が開いていますが、菱目パンチの方は長方形に近い、大きな穴が開いています。

↓糸で縫うとこのようになります。
菱目打ちのステッチは「///」ですが、菱目パンチの方は「ーーー」です。
どちらが良いかは好みです。

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